院長:沢崎 和久
1960年 長野県に生まれる
1979年 神奈川県立多摩高等学校卒業
1980年 東京医科歯科大学歯学部入学
1986年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1992年 東京都町田市に、さわざき歯科医院開院
1994年 医療法人社団創和会 設立
- 床矯正研究会 会員
- 日本先進インプラント医療学会 会員
- NPO法人あなたの健康21「歯と口の健康を守ろう会」 会員
- 日本口腔内科学研究会 会員
- 国際歯周内科学研究会 会員
- 日本抗加齢医学会 会員
- パーフェクトペリオ ワールドクラス 会員
- 他、各種スタディグループに所属
子供の頃の私は歯が悪く、近所の歯科医院で泣いて暴れて、歯医者さんを困らせたそうです。
今でも毎年正月に実家に集まると、母がその話を持ち出し、「そんな子が歯医者さんをしているんだからねぇ」と笑います。
私の歯が悪かったのは母譲りのようです。母は30代で入れ歯でした。
今の義歯は10年くらい前に私がつくったチタン製の部分入れ歯ですが、支えている歯が揺れて合わなくなってきました。また作り直さねばいけないのですが、どうも身内の治療は後回しになってしまいます。
中学時代は地元の公立中学でそこそこ勉強ができたものの、高校入学後は毎日なんとなく過ごしてしまい、予想通り大学受験には失敗。
1年間の浪人生活を送ることとなりました。
歯科大学を目指したのは、高校3年の時に通った歯科医院での影響があります。
中学生の頃から歯科健診で何本か虫歯を指摘されていましたが、痛みがなかったので放置していました。ところが高校3年1学期の期末試験の時です。
下の奥歯に激痛が走り、勉強どころではありませんでした。
このままでは受験勉強にも影響します。
同級生の紹介で、なるべく怖くない、痛くない歯医者さんを教えてもらいました。
川崎市新丸子にある藤原歯科医院という歯医者さんでした。
高齢の院長先生と若い勤務医の先生が2人で診療していました。
同級生の横川君は院長先生を「怖くなくて痛くない」と評したのですが、私の担当医はセキネ先生という若い体格のいい先生でした。外見とは違って(?)、セキネ先生は親切でやさしい先生でした。いつも汗をかきながら一所懸命に治療してくれました。
時々、セキネ先生でなく院長の藤原先生が治療してくれたこともありました。
院長先生も、「よし、よし。うん、うん」と自分に言い聞かせるように丁寧に治療してくれました。
1日おきに通って、治療が終わったのは夏休みも過ぎて秋になった頃でした。
現役の受験の時には別の学部を受験しましたが、浪人して秋になった頃、1年前の藤原歯科医院での治療を思い出して、何となく『歯医者になろうかな』と考え始め、無事に東京医科歯科大学に合格することができました。
歯科医師をしていますが、実は今でも私は治療用チェアに座るのが苦手です。
歯医者でも虫歯になることはあります。
そんな時は夜遅くに友人の診療所で治してもらうのですが、やっぱり気分のいいものではありません。
自分が治療用チェアに座った時の気持ちを忘れずに、
患者さんの不安を取り除いて、
患者さんの笑顔を見ながら毎日を過ごしたいと思っています。